フェリー油流出で漁業に被害
三重県沖の熊野灘で13日にフェリーありあけが座礁した事故。船体から油流出が止まらず、16日には海面に3キロにわたり帯状の油が漂い、6キロ離れた場所にも油が。油除去や船体撤去のめどは立たず、解禁になった伊勢エビ漁をはじめ、休漁を余儀なくされた漁業関係者は「死活問題」と不安をにじませた。
「油が網に付いて漁ができない」。13日から全面休漁中の紀南漁協(同県紀宝町)の佐田美知夫組合長(64)は嘆く。現場付近が漁場の伊勢エビ漁は10月に解禁。おせち料理などの需要が見込める年内が勝負だ。
紀南漁協の伊勢エビ漁獲量は約10トン(2006年実績、三重県全体で約178トン)と規模は大きくないが、この時期、定置網漁も含め月1千万円程度の売り上げがあり、佐田組合長は「死活問題。組合員の生活を守れない」と苦しげに話す。
フェリーの東約4キロ付近に定置網を設置する恵洋水産(同県熊野市)は16日に定置網を撤去。網にかかった魚の表面に油が付着し悪臭がするため、漁は困難と判断した。普段ならアジやサバが捕れるが、今は漁獲量ゼロ。桑原清志社長(43)は「事態は深刻。長期になった場合の対策も考えないと」と頭を抱える。
共同通信
これから被害が拡大しそうな雰囲気だね。

